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Sinus liftに対する考え方やテクニック、そして使用する材料・器具・機器などは短期間での変化を繰り返している観があります。しかし、その基本的な原則は普遍的なものであることを忘れてはいけません。より簡便で安全といわれる手技・手法が次から次へと報告されている昨今ですが、術者のスキルが成否の大半を占める外科手技においては、100%安全で確実という手技・手法は存在しません。より安全で確実といわれるテクニックを身につけ、操作性の高い器具や機器を駆使して、手術のリスクをできるだけ抑えることは決して間違いではありません。むしろ推奨できることでしょう。ただし、100%安全・確実でないかぎり、不測の事態に遭遇した場合の対処法を身につけておくことも術者の義務といえます。そして、その対処法とは基礎的な知識と原理原則に基づいた手技によって成り立っていると信じています。
本書は、診査診断・施術というオフェンス的な手技とともに、対処法というディフェンス的なテクニックも網羅した一冊です。